面談拒否する非道な対応を続ける福田修二社長ら経営陣の責任は重大
深刻なアスベスト被害に苦しむアスベスト訴訟原告たちとの、面談を拒否し続けている太平洋セメントに対し、11月4日に2000人の建設労働者たちが抗議の行動を行いました。
多くの被告企業が面談に応じているにもかかわらず、一貫して被害者との面談を拒み続けているのが、セメント業界最大手の太平洋セメントと、グループ企業のエーアンドエーマテリアルです。
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深刻なアスベスト被害に苦しむアスベスト訴訟原告たちとの、面談を拒否し続けている太平洋セメントに対し、11月4日に2000人の建設労働者たちが抗議の行動を行いました。
多くの被告企業が面談に応じているにもかかわらず、一貫して被害者との面談を拒み続けているのが、セメント業界最大手の太平洋セメントと、グループ企業のエーアンドエーマテリアルです。
2016年2月17日 | Posted by admin.kanagawa under ニュース |
2016年1月29日
関西建設アスベスト京都訴訟原告団・弁護団
関西建設アスベスト訴訟統一本部
全京都建築労働組合
国と企業は、解体・改修工事等、建設現場でのアスベスト飛散を完全に防止するために万全の対策を行い、将来の被害発生を防止すべきである。
私達は、アスベスト被害者の完全救済とアスベスト被害の根絶のため、全国のアスベスト被害者、支援者、および市民と連帯して、今後も奮闘する決意である。
エーアンドエーマテリアル = 大半の建材でシェア上位、石綿スレートのシェア30%以上。ニチアス、ノザワと並び、最も多くの建設アスベスト被害をもたらした最大の加害企業
ノザワ = エーアンドエーマテリアルと共に石綿スレート協会の中心企業、混和剤「テーリング」のシェアは90%以上
三菱マテリアル建材(現・エムエムケイ) = ボード類のシェア上位
ニチアス = 石綿業界のリーダー、石綿建材の開発が最も早く、吹付材、ケイカル板、保温材等の複数建材で圧倒的なシェア
大建工業 = 住宅向けに非常に多く用いられた。関西中心
日東紡績 = ロックウール製造の老舗、岩綿吸音天井板のシェアトップ
太平洋セメント = 傘下にエーアンドエーマテリアル、ナイガイ等の被告企業を有する太平洋セメントグループの中心企業。吹付ロックウールのシェアは20%以上と高い
新日鉄住金化学 = 吹付ロックウールのシェア上位、堺に工場
ケイミュー = クボタ・松下の外装建材部門を統合、住宅用屋根材のシェアトップ
神島化学工業、日本インシュレーション、ウベボード、昭和電工建材、東洋テックス、積水化学工業、ニチハ、旭硝子、東レACE
その「奇跡の鉱物」は今では,「悪魔の鉱物」と言われています。
アスベストは,通常環境下ではなくなったりせず,しかも目に見えずいつまでも浮遊し続ける,恐るべき発がん物質であることが分かったからです。
アスベストは,戦後の日本では100%輸入により賄われていました。そして,そのアスベストの使い道は,約70~90%が建築資材に用いられたとされています。
そして,その建築物を危険であることも知らされないまま,日本の復興を信じて働き続けてきた建築の職人さんたちは,今,アスベストによる被害に苦しみ続けています。
アスベストが発がん物質で危険だということが国際的な共通認識になったのは今から50年以上前になります。それにも関わらずアスベストが日本で使用を禁止されたのは2006年とほんの最近です。アスベストを吸って病気になるまでには10年~40年ほどの潜伏期間があるとされており,今後被害者がどんどん増加していくと言われています。
今も建っている住宅,ビルなどにもアスベストは使われており,今後これらの解体がたくさん行われていくことが予測されます。
しかし,国もアスベストを利用してきた企業も,その責任を未だ認めません。そのため,救済制度も不十分なものに止まってしまっています。
これまでにアスベストのために亡くなっていった方々への謝罪,賠償はもちろん,私たちは,国やアスベスト関連企業に,アスベスト問題の抜本的な対策をとらせるべく首都圏建設アスベスト訴訟を闘っています。