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http://www.yomiuri.co.jp/national/20170319-OYT1T50116.html?from=ycont_top_txt
豊洲「科学的には安全」…都の専門家会議が評価
2017年03月19日 22時32分
東京・築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の安全性について検討している都の専門家会議が19日に開かれ、同市場の地下水から環境基準の100倍のベンゼンが検出されたとする再調査結果が公表された。
最終9回目の調査と同水準の結果で、同会議の平田健正座長(放送大学和歌山学習センター所長)は「科学的、法的には安全」と評価した。調査結果を受け、小池百合子知事は移転の可否を決定する。
再調査は、地下水モニタリング(継続監視)の9回目調査で濃度が高かった地点を中心に、27か所で地下水を採取し、四つの調査機関がそれぞれ分析した。
その結果、25か所で有害物質が環境基準を超え、ベンゼンは22か所中19か所で検出され、前回79倍だった地点は80~100倍だった。ヒ素は6か所中5か所で最大3・6倍、「不検出」が環境基準のシアンは22か所中18か所で検出された。複数の物質が同地点で基準超だったケースもあった。
http://mainichi.jp/articles/20170320/k00/00m/040/058000c?fm=mnm
「ベンゼン100倍」報告…知事判断が焦点に
毎日新聞2017年3月19日 20時33分(最終更新 3月19日 23時27分)
地下水再調査・専門家会議
東京都の豊洲市場(江東区)の地下水再調査で、国の環境基準値の最大100倍のベンゼンが検出されたことが、19日に開かれた外部有識者の「専門家会議」(平田健正座長)で報告された。延べ29カ所の再調査地点のうち、25カ所で基準値を上回る有害物質が検出されたことも判明したが、平田座長は「地上と地下は別で、市場の地上部分については安全」との見解を示した。豊洲市場への移転の可否は、小池百合子知事の政治判断に委ねられることになった。
再調査では19カ所で基準値の1.8~100倍のベンゼン、5カ所で1.4~3.6倍のヒ素、18カ所で検出されてはいけないシアンが確認された。
専門家会議は基準値を上回る有害物質が検出された原因について、昨年10月から地下水位を一定に保つため地下水をくみ上げる「地下水管理システム」が本格稼働したことが影響した可能性を挙げた。土壌汚染対策後、地下深くに部分的に有害物質が残っており、システム稼働で地下水が動き、地下水に溶け出した可能性があるという。
平田座長は今後の対応について「土壌(対策)ではなく地下水対策をしていけば、将来、環境基準を満たすことができる」と結論付け、基準値の79倍のベンゼンが検出された9回目の調査結果と同様、「安全性に問題はない」とした。
再調査の結果は、9回目と比較して有害物質の濃度が上下していた。専門家会議は「地下水の状況は今後も変化するとみられ、経過を見ていく必要がある」として、再調査地点29カ所を継続調査する方針を示した。
小池百合子知事は19日、都内で報道陣の取材に応じ「重く受け止めたい。今後どうするかについては、専門家会議や市場問題プロジェクトチームから判断材料をいただこうと思う」と話した。
都は2014年から豊洲市場敷地内201カ所で地下水モニタリングを実施。8回目で基準値をわずかに上回るベンゼンとヒ素が初めて計3カ所で検出され、地下水管理システムの本格稼働後に行われた9回目は、計72カ所で有害物質が検出された。【川畑さおり】
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20170320/k00/00m/040/058000c?fm=mnm#csidxb962787c86557b59278412d27e5a14c
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