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仏のよしのさん。

よしの180-6『不滅の法』

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よしの180-6『不滅の法』

よしの180-6『不滅の法』

ベガ聖人の力によって復活したイエス

 

イエスが十字架上で死んだのが金曜日の午後。午後三時ごろ。

 

イエスは十字架につけられたまま槍で脇腹を刺され、その体からは血と水が流れ出ました。そして、洞窟の中に葬られた。

イエスが復活したのは三日後の月曜日の朝。

 

イエスの遺体は洞窟の中に入れられ、入り口は大きな石で蓋をしてあったのですが、月曜日の朝、マグダラのマリアなど女性が墓を見に行くと、その蓋が開いていて、中に遺体がないので「誰かが私の主を取り去った」と言って、彼女たちは延々と泣いた。

 

そうしたころ、白い衣を着た天使が彼女たちの近くに降りてきて、「どうしたのですか」と訊いた。

マリアは、「誰かが私の主の遺体を持ち去ったらしいのです」と言いましたが、そのあと、後ろを振り返ってみたら、そこにイエスがたっていた。

 

「そんなばかな」と思うかもしれませんが、「イエスが復活したか否か」は実は、キリスト教の成立にきわめて重要な影響がある。

 

イエスは、この世で三十三歳まで生きた。三十から三年間伝道。

やがて二人の罪人と一緒に十字架につけられ、三人で処刑される。

 

本当にそれだけで終わりなら、そのあと世界宗教ができるとは思えない。

 

過去、宗教活動をして捕まり、処刑された人は大勢いるけどそれで終わり。

 

イエスが捕まって十字架につけられたとき、周りには、女の弟子が二、三人と、ヨハネなど男の弟子が少しいただけ、教団自体は壊滅状態になっていたのですが、「イエスの復活」のあと、教団は急速に伝道団体に変わっていく。

『聖書』には、「復活したイエスを五百人以上の人が見た」と書かれているので、本当に見たのだろうと思う。

「イエスは死んだはずだ」と言われても、五百人以上が「見た」と言ったら、いくら何でも商人じゃなくて証人の数が多すぎる。

 

イエスの弟子の中で特に疑い深い聖トマス

トマスは正式な『聖書』に含まれていないが「トマスによる福音書」がある。

 

イエスの弟子たちが集まって、「イエスは復活した」という話をしているとき、トマスは、「私は、イエスの体にある十字架の釘の痕を、この目で実際に見て、そこに手の指を入れてみなくては、復活を信じられない」と言っていた。

 

その何日かあと、弟子たちがまた集まっていたとき、すべての戸には鍵が掛かっていて、外から入れないようになっていたにもかかわらず、まるで幽霊のような入り方ですが、戸を開けずにイエスが家に入ってきたのです。

 

そして、イエスは、「トマスよ、おまえが触りたいのは、これか」というようなことを言って、十字架の傷跡を示しました。

 

トマスは驚いてしまい、「私の主よ」と言った。

 

トマスは十二弟子の一人ですが、このあと、イエスから、「証拠を見て信じるのでは残念だ、証拠を見ないで信じるのが本当の姿だ」というようなことを説教されている。

 

https://www.youtube.com/watch?v=zVpdiCVzIJI

「お富さん」

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