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よしの238わかりあえないバベルの塔
パソコンが壊れていましたが復旧いたしました。
でもこのパソコンもバシバシたたかないと画面が出ない状態が続いていますので、またいつ壊れるかわかりませんので、無料で譲ってもらえるパソコンさがしています。
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17480-94054481
宗教研究会
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旧約聖書 『創世記』第11章
「バベルの塔」慢心した人間たちが天に届く塔を作り始めたために、神が人々の言葉をバラバラにして意思が通じ合わないようにし塔の建設を中断してしまったというお話
↓旧約聖書の時代にアスファルトを用いて天に届くほどの塔をたてようとして、主は民のことばを乱し、お互いに相手の言葉を理解しないようにされたとか。
建築現場の有害化学物質問題など考えてると、なんとなく現代にも当てはまることのようにも思います。
https://www.youtube.com/watch?v=sSCmafwLKE4
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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%A1%94
全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアル[4]の地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用いた。そして、言った、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとしてお下りになり、そして仰せられた、「なるほど、彼らは一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので。彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。
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「創世記」11章1-9節[5]
偽典の「ヨベル書」によれば、神はノアの息子たちに世界の各地を与え、そこに住むよう命じていた。しかし人々は、これら新技術を用いて天まで届く塔をつくり、シェム[6]を高く上げ、人間が各地に散るのを免れようと考えた。神は降臨してこの塔を見「人間は言葉が同じなため、このようなことを始めた。人々の言語を乱し、通じない違う言葉を話させるようにしよう」と言った。このため、人間たちは混乱し、塔の建設をやめ、世界各地へ散らばっていった。
解釈[編集]
バベルの塔の物語は、「人類が塔をつくり神に挑戦しようとしたので、神は塔を崩した」という解釈が一般に流布している。しかし『創世記』の記述には「塔が崩された」とは書かれていない。ただし、以下のような文献にはこの解釈に沿った記述がある。
ヨセフスによる「ユダヤ古代誌」
ニムロデは、もし神が再び地を浸水させることを望むなら、神に復讐してやると威嚇した。水が達しないような高い塔を建てて、彼らの父祖たちが滅ぼされたことに対する復讐するというのである。人々は、神に服するのは奴隷になることだと考えて、ニムロデのこの勧告に熱心に従った。そこで彼らは塔の建設に着手した。……そして、塔は予想よりもはるかに早く建った
ラビ伝承
ノアの子孫ニムロデ(ニムロド)王は、神に挑戦する目的で、剣を持ち、天を威嚇する像を塔の頂上に建てた
原初史といわれ、史実性が疑わしいアブラハム以前の創世記の物語の中で、バベルの塔の物語は世界にさまざまな言語が存在する理由を説明するための物語であると考えられている。同時に「石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを」用いたという記述から、古代における技術革新について述べ、人類の科学技術の過信への神の戒めについて語ったという解釈もある。
グノーシス主義におけるバベルの塔の解釈[編集]
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アメリカ合衆国国章の裏面。1ドル紙幣にも使われている。「未完成のピラミッドはバベルの塔である」とする説がある。錬金術(魔術)的に言えば「ヘルメス・トリスメギストスのピラミッド」である。
グノーシス主義においては、「聖書の神=ヤハウェ」は「ヤルダバオート」と呼ばれる「偽りの神=悪魔」である。逆に「聖書の悪魔=蛇」こそが、人類に「知恵(理性)」を授けた「真の神」である。バベルの塔の建設者はニムロデとされ、彼もまた、「偽りの神=悪魔」に反逆し、バベルの塔を建設しようとしたことから、神に反逆して地に堕とされた「堕天使=悪魔」と同一視され、「真の神」とされる。
よって、当然の結果として、聖書の記述も、聖書の神の言葉は「偽りの神=悪魔」の言葉として、正反対に解釈することが正しいとされることになる。
グノーシス主義においては、聖書における「神」と「悪魔」の立場が入れ替わっている。それは即ち、聖書における「善」と「悪」の「規範・価値」が逆転・倒立することを意味する。
バベルの塔の記述に則して言えば、それは言語だけにとどまらず、バラバラになった言語・民族・宗教・思想・文明・文化・経済・通貨・国家・人種・身分・性別・家族・人間の自他の意識などを統一(=それらの区分区別の廃止=破壊)し、即ち、バベルの塔を建設し、人間が「偽りの神=悪魔=ヤルダバオート」に代わって神の座に就き、「真の神=聖書の悪魔」より与えられた「知恵(理性)」をもって、世界を支配することが正しい、という解釈になる。
「神は我々の企てを支持される」
それは「偽りの神=悪魔=ヤルダバオート」が命じた「古き世界(時代)の秩序」を破壊し、「善」と「悪」の「規範・価値」を逆転し、「新しき世界(時代)の秩序」を作り上げることを意味する。
よしの237煙とフッ素
ニューヨークの同時多発テロ
https://matome.naver.jp/odai/2137777614869049501
↑すごい けむりだ
まだ1000人以上の人のみもとがわかっていない
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北緒戦 ミサイル
↑すごい けむりだ
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ボクシングジム火災
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170911-00018010-houdouk-soci
↑すごい けむりだ
沿線火災 小田急線に燃え移る
この火事は、10日午後4時すぎ、渋谷区代々木のボクシングジムから火が出て、真横を走っていた小田急小田原線の新宿行きの電車に燃え移ったもので、およそ300人の乗客は、電車から降りて避難し、けがはなかった。
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フクシマ原発 水素爆発
↑すごい けむりだ
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原爆開発に欠かせなかったフッ素
フッ素の 威力は おそろしくはないのか?
コンクリートに 入っていないか?
ニューヨークの ビルを 建てた人は みんな げんきだろうか?
原発定期点検 事故処理の 作業員さんは みんな げなんきだろうか?
福島の子供たちの甲状腺のがんが190人になっても 国は因果関係をみとめないらしい
エコー検査のリスク問題もある
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-17121.html
2017.06.07
6月5日に福島県の県民健康調査検討委員会は小児甲状腺がんの数が計191人に増加したと発表しました。前回の検査よりも6人ほど増加しており、2011年の検査からずっと増加傾向が継続中です。
福島県における小児甲状腺がんの発症状況は、ほぼ一桁台となっていました。2008年に至っては小児甲状腺がんの発症数が0件で、福島原発事故後の報告数は軽く数百倍の水準になっています。
また、検査後に癌が発症したケースも有ることから、検討委員会は検査後の発症に関しても調査する方針で合意しました。今まで野放し状態になっていただけに、これで実数値は跳ね上がることになりそうです。
よしの236空想ポエム みわちゃんが行く
ここは 宇宙 はいいろと みどりいろの ほしです。
みわさゃんは ころされたのか じさつしたのか?
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八木重吉さんと おなじたんじょうび
重吉詩稿より
○
陽は
傷いて 流れる
青桐の 葉が痛痛しげに 喘ぐー
暮れてゆく
港に 浦鳴る 笛
○
死は おそろしく
死は なつかしげなる
初恋の ひとの
乳房に 似るか
○
もの足らぬ日であるゆえ
庭におりたって
金槌で土をたたいた
それでもまださびしいゆえ
堅い石をたたてたみた
するときなくさいにおいが
白白とたちのぼってくる
○
こころが
死のこころをゆくとき
四月のうすら赤い若芽にさえ
その若芽のかたちにもゆる
死の満潮をみるとき
私の詩は
私のこころを摑んで
崇厳な飛躍をする
―
みわちゃんは 10歳で このよから なくなりました
どこへ いったのか?
あったこともない みわちゃん
イジメられて つらくなかったか
誕生日が1日ちがいの みわちゃん
わたしは 54さいまでいきてるのに 10さいで なくなった みわちゃん
輪廻転生の おはなしは どうなるの?
前世で なにか わるいことでも したというのか?
けさは 川端康成さんの 親戚の フリーダムな おじさんに あった
http://www.nakamura-u.ac.jp/gakuen/haru/history.html
↑中村学園の中村ハル先生はお口がおおきい。
「努力の上に花が咲く」のことばを のこされた
川畑康成さんは 「トンネルをぬけると そこは 雪国だった」
川端康成さんの 親戚の フリーダムな おじさんは
「苦労の上に桜が咲く」といわれる
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http://fanblogs.jp/yoshinohikaruko/archive/1591/0?1505087554
情報28貴船原少女苑って小学生から入るの!?
福岡市政だよりに
人生100年時代へ
とある。
今朝のNHKのニュースでは
今の10歳の子の平均寿命は107歳になるとか いっていた。
ニュースって メタファーなの?
http://fanblogs.jp/yoshinohikaruko/file/img988.jpg
えがおいっぱいの宇島小学校にするためのアンケート
上向きの顔は元気だ
このこは いじめられたこと あるだろうか?
いじめは なくならないから まけずに いきろ みたいな かおだ
では このアンケートは なんだろうか?
いじめられてるこは これに どうかけばいいのか?
けいさつに たすけを もとめたら つかまつた わたし
精神病院にも けいさつに そうだんしたら 入れいれた人 いました。
スクールカウンセラーから 心療内科へってあるかも
向精神薬の 意味がわからない
よしの235空想ポエム みわちゃんが行く
ここは 宇宙 はいいろと みどりいろの ほしです。
みわちゃんは どうしていいか わかりませんでした。
よのなかは テクノロジーじだい
にんげん にんぎょうじだいです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170910-00000005-mai-soci
<工藤会>起訴22人中6被告が「離脱」 組織の弱体化鮮明
9/10(日) 8:00配信
特定危険指定暴力団「工藤会」(北九州市)が関与したとされる一連の一般人襲撃事件や脱税事件で起訴された被告22人のうち、少なくとも6人が離脱を表明していたことが関係者への取材で分かった。福岡県警が2014年9月に同会トップの野村悟被告(70)を逮捕した「頂上作戦」から11日で3年。離脱を表明した被告の多くが捜査に協力しているとみられ、徹底的な「反警察」の姿勢を崩さなかった組織の弱体化が改めて明らかになった。
関係者によると、工藤会は、一連の事件で逮捕・起訴された組員の弁護費用を工面して私選弁護人を立てている。離脱の意向を示した組員はいずれもこれら弁護人との関係を絶ち、独自に国選などの弁護人を立てている。こうした組員は15年初めごろから出始め、今年に入って離脱の意向を示した組員もいるという。
工藤会は、野村被告を頂点とした「鉄の結束」を誇り、意に沿わなければ一般人でも襲撃する際立った暴力性とともに、警察に対しても敵対的な姿勢を貫いてきた。逮捕されても内部のことは話さないという警察対策の規律を定めているとされ、警察官舎の車両に爆発物を仕掛けたり、工藤会捜査を担当した元警部を銃撃したりしてきた。
しかし元警部銃撃事件などに関与したとされた工藤会系組員(38)は公判で「一般市民に手を出したらいけない」と離脱を決断した理由を説明。看護師刺傷事件などに関わったとされた工藤会系組幹部(42)も「組織の理念が違うんじゃないかと思うようになった」と心境の変化を明かした。
こうした離脱表明者による供述が事件解明に寄与した一方、主要幹部を含む残る被告のほとんどは依然として工藤会との関係を維持している。ある県警幹部は「未解決事件を挙げ続けることで離脱する組員はさらに増えるはず。今後も組員らから証言を引き出して一つずつ事件を立件していきたい」と話す。
【関連記事】
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ある県警幹部は「未解決事件を挙げ続けることで離脱する組員はさらに増えるはず。今後も組員らから証言を引き出して一つずつ事件を立件していきたい」と話す。
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↑でもこれってどう話せばいいの?
みわちゃんは、けいじさいばん きいて、 ひがいしゃと かがいしゃで きおくが ちがってるの あったし きおくの さしかえの テクノロジーがあるとしたら ぎろしんても はじまらない。
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れきしが かきかわるとしたら ひとのなまえだって わからない。
もう みわちゃんには ちきゅうの しんぶんきじの よみかたが わからなくなっていた。
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せんそうは ひとの せいしんから うまれる。
ゆえに、ひとの せいしんこそ
へいわの ぼうえいさくが きずかれなくてはならない。
(ユネスコけんしょうの いっせつ)
よしの234池永満弁護士が亡くなられていたとの事で心から哀悼の意を表します。
私が歯科で薬害に遭い九州・山口医療問題研究会に相談に行っても対応してもらえず、歯科で被害に遭ったことより、絶望感に襲われて、そんな話を他の医療過誤を受けた人からも聴いて、弁護士に不信感を持っていました。
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昨日は池永満さんの息子さんの池永修さんのお話を聞きに行きました。
福島原発事故被害救済訴訟のお話です。
http://genpatsukyusai-kyushu.net/
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そこでお父様はお元気かお聞きすると、5年前の6月6日に亡くなられたとの事で、また糸島のきららの湯を無料で民間に譲渡した糸島市の訴訟にもかかわってあって、きららの湯が民間になって、掃除が行き届かず汚物が浮いてたりするそうですねと裁判傍聴で聞いた話をすると3回もうんこが浮いてるのみたそうだとかおつしゃって、他の話もよくわからないのがあったし、人が集まるところって結構うその話も多いので、嘘じゃないかと思ったら本当になくなってありました。
でも亡くなられた日付けはウソでした。
12月1日です。
最後まで、お仕事頑張られたそうで私もまたみんな嘘ばかりつくのでへこたれそうになりましたが、来世をよくするという希望をもちながらやっていきたいと思います。
在日三世で韓国の南の方のご出身だそうです。いわき市で単立のクロスロードというプロテスタント系の教会をしてあって被災されたそうです。
http://whk140.wixsite.com/p-tk/aboutme
↑クロスロードなんて教会の名前嘘じゃないかと思ってたらありました。
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私もひねくれ過ぎですね。もうちょっと性格よくして思いやりの心をもたないといけません。相手の立場にたって物事考えないといけません。
原発と麻薬が一緒みたいなお話されて、覚醒剤は禁断症状が出て止められなくなるとおっしゃったので、おつかまりになる人で禁断症状のある人に会ったことはない、知り合いがいらないというのに置いていって借金がかさみ、コンビニ弁当盗んで食べてるとか、私が拘置所などでお会いする人も禁断症状のある人はいないし、よっぽど精神病院の薬の方が怖い、みたいなお話をしました。
原発もお金になるからほしくてほしくてたまらない人がいるみたいなお話だったと思いますが、原発と暴力団の関係の本みたいなの持ってるから読んでみますと言いました。でもきっとお話は逆説だと思います。
また
私は若い時、親がきらいできらいでたまらなかった。
どうしてこんな親から生まれて来たのかと親をうらむ気持ちになったことがある。
小学校1年生から歯槽膿漏で授業中はオナラばかりしていた。ワキガもちに赤面症、胃腸虚弱で口臭もある。
もう青春は真っ暗なところがありました。
でも宗教本よんで、自分が今ある状態は自分の前世の問題、だから来世をよくするために今を努力することが大事、輪廻転生を信じて生きようと思ったら親を恨む気持ちがなくなったお話をすると、それは良い事ですねとおっしゃっていただきました。
http://blog.livedoor.jp/kyushugodolo/archives/20810617.html
2012年12月07日10:45
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当事務所の設立者のひとりであり、私たちが深く関わっている九州・山口医療問題研究会、患者の権利法をつくる会、NPO法人患者の権利オンブズマンの立役者である池永満弁護士が、本年12月1日午前2時21分、がんのため、逝去されました。
その最後の3年余りは、自身がその推進のために力を尽くしてきた「患者の権利」を、まさに自らが患者として実践する日々でした。
池永弁護士は、福岡県弁護士会会長を務めていた2009年秋、肝機能の悪化を指摘されて受けた精密検査で、悪性リンパ肝腫と指摘されました。既に進行していて治癒不能として、化学療法を勧められましたが、これを拒否し、食事療法により自己免疫力を高めることを選びました。会長職を終えてからは故郷の直方市に拠点を移し、毎朝のジョギングをこなすなど、体力強化に努めた結果、腫瘍は一時期主治医が驚くほどに小さくなりました。しかし、その後心筋梗塞の発作を起こして、カテーテル手術を受け、術後に消化管出血が見つかって胃がんが発見され、胃全摘手術を受けました。
さらにその後、肝腫瘍が破裂して、精査した結果、肝細胞がんと診断され、繰り返し塞栓術を受け、肺転移も指摘されていましたが、変わらず精力的に弁護士としての活動を継続し、直方駅舎の保存運動、東日本大震災を受けての「原発なくそう!九州玄海訴訟」に呼びかけ人のひとりとして関わりました。
しかし、今年の秋、小脳転移が分かり、11月にサイバーナイフによる治療を受けたものの、体力が低下し、命つきるに至りました。
今年は「療養に専念する」といいながら、やはり理事長を務めるNPO法人患者の権利オンブズマンの活動にも関わり、苦情調査では自ら報告書を執筆し、また、その主著である「患者の権利」(九大出版会)を大幅改訂した「新・患者の権利」の完成に心血を注ぎ、病室にも資料とパソコンを持ち込み、連日徹夜するなどして、原稿を完成させたと聞いています。
本人は、来年3月には出版記念会を開き、その頃までには軽快して仕事に復帰するのだと意気盛んで、いつもきらきらした目で、先のことを語っていました。
小脳転移が分かったとき、主治医は、当初は本人には伝えず、家族を集めてその深刻な病態について説明しました。けれど、家族は、まず本人に伝えてくださいといい、直接主治医から説明がなされました。本人は冷静にその深刻な事実を受け止め、しかしひるむことなく、次のステップへと前向きな姿勢を崩しませんでした。
そのみごとな「生き切り様」に、心より敬意を表したいと思います。患者の権利を中心とする医療基本法制定への運動を進めつつある現在、池永弁護士を失ったことは痛恨に絶えません。
私が最後にお会いして言葉を交わしたのは10月30日、サイバーナイフによる治療を待つ病室に訪ねたときでした。歩けない状態にも全くめげず、小脳転移による平衡感覚の障害について、「これまで一度も経験したことのない感覚」だと、何だか楽しげに語っていました。自身の病による症状の推移をも、いっぱいの好奇心をもって観察している、その精神力の強さ、すべてを肥やしにしてさらに前に進もうという意欲に、舌を巻く思いでした。
11月中旬には、アメリカの「自己決定権法」について、ぜひ「新・患者の権利」で触れたいが、法文を探して翻訳してほしいという電話をもらいました。いつも、脱稿した著書についても、校正の都度、大幅な加筆や訂正を行い、納得がいくまでそれを繰り返す人でしたから、最後まで原稿を手放さず、手を入れていたのだと思います。
11月30日、お連れ合いの早苗さんより電話をいただきました。「あぶない状態なので、会いに来てほしい」というものでした。小倉で打合せをしていたときで、「今日はいけないかも」と答えると、残念そうに「明日まで頑張ってもらいます」といわれた声に、慌てて後の予定をキャンセルし、午後7時頃でしょうか、病室に駆けつけました。ご家族と、長年池永弁護士を支えた秘書に囲まれて、既に意識がないような姿に接し、手を握り、声をかけました。「新・患者の権利」の話をしたとき、心なしか、まぶたが動き、モニターに表示されている血圧が上昇しました。最後まで、聴力だけは残っていると言います。きっと通じたのだと、勝手に思うことにしました(もっとも、死生学の専門家である波多江伸子さんによると、この最後のときは、ご本人はうんと静かな世界にあるので、声かけはほんの小さな声でよいそうです。私は呼び戻そうとするかのように大きな声を出してしまいましたから、安らかな時間を邪魔してしまっただけなのかもしれません)。
通夜や葬儀は本人の希望により無宗教で、また友人達が彼のことを語る会として営まれました。そこで語ることができたのは、彼の広い交友関係の一部の者で、幅広い活動のいくぶんかが語られただけでしたが、それでも、本当に時代を見る目、特に政治的な視点をもって、あらゆることに、はるか先を見据えながら取り組んでいたことを、改めて感じる時間となりました。
奇しくも1週間前、ハンセン病問題国賠訴訟の原告団代表であった曽我野一美さんの訃報を聞いたばかりでした。ハンセン病問題は、けんりほうnewsに鹿児島の国立ハンセン病療養所星塚敬愛園の入所者であった作家島比呂志さんが寄せた「法曹の責任」という寄稿に端を発しています。敗戦後半世紀を超えてらい予防法という悪法に物言わず温存させてしまったわれわれ弁護士らの法曹としての責任を問う島さんの思いを、九州弁護士会連合会への人権救済申立につないだ池永弁護士のアイデアが、あの国賠訴訟、控訴断念による熊本判決確定、そして今日に至るまでの息の長い運動を担う原告のみなさんの成長と団結を生み出したのでした。
訃報から数日が経って、しだいに池永弁護士の喪失の事実が胸に迫っているところです。書面を作成したり、資料を収集したりしながら、ふと、これについて彼だったらどんな意見を述べただろう、どんな助言をくれただろうと、思うことが多くなっています。
池永弁護士が最後まで手を入れていた「新・患者の権利」、発行や偲ぶ会については、また改めてご案内させていただきたいと思います。
(久保井)